LXD 2.0.3 リリースのお知らせ¶
28th of June 2016
このリリースは LXD 2.0 の 3 回目のバグフィックスリリースです。
LXD 2.0.2 以降の変更は以下の通りです ¶
重要な変更点 :
- LXD には "unsquashfs" コマンドが必要になりました。新しい Ubuntu イメージを展開するために必要なためです
- Sync の応答を返すエンドポイントへの POST リクエストに対して、REST API は Location ヘッダ付きの 201 番コードを返すようになりました。これまでは、Location ヘッダなしの 200 番コードが返っている場合がありました
- デフォルトで、コンテナには /dev/fuse デバイスが作成されるようになりました
細かな改良点 :
- extras: bash completion を改良しました
- client/delete: --force の短縮形として -f が使えるようになりました
- client/info: サーバ情報が証明書のフィンガープリントを含むようになりました (Issue #2098)
- client/info: エラー時の --show-log の実行例にリモートホストの名前を表示するようにしました
- core: 新しい Ubuntu イメージで必要なので squashfs のサポートを追加しました
- core: ブラウザが LXD とやりとりできるよう、TLS cipher リストを調整しました (Issue #2034)
- daemon/container: デフォルトで /dev/fuse をセットアップするようになりました
バグ修正 :
- client: 接続エラーの際の扱いを改良しました
- client: サブコマンドのエイリアスをサポートするために、すべてのエイリアス引数をチェックするようになりました (Issue #2095)
- client/file: edit の際にファイルのパーミッションを変更しなくなりました
- client/image: イメージコピーの際にデーモンが提示したフィンガープリントを使うようにしました (Issue #2162)
- client: クライアントの URL を正規化するようにしました (Issue #2112)
- client/remote: 'remote add' 時のパニックを修正しました (Issue #2089)
- client/remote: <FQDN>:<PORT> のパースを修正しました
- core: PEM デコードエラーの扱いを改良しました (Issue #2119)
- core: ReaderToChannel 内でゼロバイト送出をチェックするようになりました (Issue #2072)
- core: 並列の Websocket 書き込みの際のクラッシュを修正しました
- core: WebsocketUpgrader のバッファサイズとしてデフォルト値を使うようになりました
- daemon: lxd コマンドのヘルプの改行が抜けていたので追加しました
- daemon/api: sync の POST リクエストの際に Location ヘッダをセットするようにしました (Issue #2092)
- daemon/btrfs: btrfs でのリストアの失敗を修正しました (Issue #2058)
- daemon/certificate: すでに存在する証明書を追加しようとした場合、失敗するようになりました
- daemon/config:圧縮アルゴリズムに "none" を設定できるようにしました (再発バグの修正)
- daemon/container: イメージのエクスポート時の rootfs tarball の出力パスを追加しました (Issue #1980)
- daemon/container: バインドマウントの扱いを改良しました
- daemon/container: 存在しないファイルの GET の際は 404 を返すようになりました (Issue #2059)
- daemon/container: device cgroup の定義を読みやすくしました
- daemon/containers: ディスクのセットアップが失敗した際のエラーメッセージを改良しました
- daemon/container: 更新が失敗した際の Undo 処理に defer を使うようにしました
- daemon/db: db のアップグレードのテスト時は zfs.img の chmod しないようにしました
- daemon/db: テストモードの際は /var/lib/lxd/containers の更新をしないようにしました
- daemon/init: ストレージキーを unset するようにしました
- daemon/lvm: LVM の最近のバージョンでは lvextend を呼ばなくしました
- daemon/migration: zfs/btrfs の send 時にバッファリングを設定するようにしました
- daemon/migration: チェックポイント・リストアのコードを全体的にシンプルにしました
- daemon/migration: LXC の新しいマイグレーション API に切り替えました
- daemon/zfs: ブロックデバイスの検出を改良しました
- daemon/zfs: マウントされてない場合はマウントするようにしました (Issue #1888)
- doc: ZFS スナップショットの欠点について記載しました (Issue #2055)
- doc: configuration.md から JSON の例を削除しました
- doc: すべてのフィールドをカバーするように証明書の JSON の例を修正しました
- doc: "unix-block" の説明内の Typo を修正しました
- doc: 共有フォルダの説明を改良しました (Issue #2123)
- lxd/patches: 一度だけ適用するパッチの仕組みのサポートを追加しました (DB スキーマの更新からの分離)
- Makefile: go get が悪化し、3 回実行する必要が出てきました
- Makefile: xgettext-go のリポジトリ URL を更新しました
- migration: エラーの際の処理を統合しました
- test: エイリアス作成の際のリターンコードとして 201 を有効にしました
- test: ReaderToChannel のテストを追加しました
- test: "lxc file edit" 時の対象のファイルのオーナーとパーミッションのテストを追加しました
ダウンロード ¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。
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