LXD 2.1 リリースのおしらせ¶
16th of August 2016
LXD 2.1 は、LXD 2.0 LTS リリース以降初めての、機能の変更と強化が図られたリリースです。
このリリースは LTS ではありませんので、複数年にわたるサポートやバグフィックスといった恩恵を受けないことに注意してください。
本番用途では、LXD 2.0 LTS を使い続けることをおすすめします。
このリリースに含まれる変更点 ¶
新機能:
- client: デフォルトで
lxc shell
というエイリアスを追加しました - client: lxc に Unix 風のエイリアスを追加しました (
lxc {cp,ls,mv,rm}
,lxc image {cp,ls,rm}
,lxc image alias {ls,rm}
,lxc remote {ls,mv,rm}
,lxc config device {ls,rm}
) - client: 要求に応じてクライアント証明書を生成するようになりました
- client/copy: 追加のプロファイルと設定を指定できるようになりました
- client/copy: 同一ホスト上で指定しない場合、ランダムな名前をつけるようになりました
- client/image: --format オプションを追加し、json 出力が指定できるようになりました
- client/image: 一度に複数のイメージを消去できるようになりました
- client/list: カラムのキーを設定できるようになりました (e.g.
lxc list -c ns,security.privileged:privileged
) - client/profile:
lxc profile apply
はlxc profile assign
になりました - client/profile: 新しいサブコマンド
lxc profile add
とlxc profile remove
が追加されました - client/version: デフォルトでは version コマンドを表示しなくなりました
- daemon: グローバルな設定項目 core.https_allowed_credentials を追加しました
- daemon: すべての PUT 呼び出しで ETag をサポートしました
- daemon: PKI 認証を実装しました (doc/lxd-ssl-authentication.md を参照してください)
- daemon: PUT をサポートしているエンドポイントすべてに対して PATCH メソッドを実装しました
- daemon/container: : コンテナを強制シャットダウンするためのタイムアウトを設定する設定値を追加しました (boot.host_shutdown_timeout)
- daemon/container: seccomp に関する設定項目をいくつか追加しました (security.syscalls.{blacklist,blacklist_default,blacklist_compat,whitelist} and raw.seccomp)
- daemon/container: デバイスタイプとして "usb" のサポートを追加しました (doc/configuration.md 参照してください)
- daemon/container: コンテナの最終使用日を記録するようになりました (
lxc info
とlxc list
で表示されます) - daemon/zfs: 設定中に強制的にスナップショットを削除できるようになりました (storage.zfs_remove_snapshots) (訳注: コンテナのリストア中の強制削除のことだと思います)
Bugfixes:
- LXD 2.0.1, 2.0.2, 2.0.3, 2.0.4 で行ったバグフィックスすべてが含まれます
- tests: より新しい shellcheck 対応の修正
- lxd-bridge: dnsmasq の実行が失敗したときにエラーになるようになりました
- c/r: 新しい ->migrate API にスイッチしました
- c/r: liblxc の新しい preserves_inodes 機能を使うようになりました
- c/r: ghost limit を増やしました
試用環境 ¶
この新しい LXD のリリースが、すでに私たちの デモサービス で利用できます。
ダウンロード ¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。
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