LXD 2.3 リリースのお知らせ¶
27th of September 2016
LXD 2.3 には私たちがここ数ヶ月取り組んでいたいくつかの主要な機能が含まれています。
その主要なものとは、API エンドポイント、設定オプション、コマンドの完全な新しいセットです。
これにより、IPv4 と IPv6 の接続性、Ubuntu FAN のサポート、GRE または VXLAN を使ったクロスホストのトンネル、様々な DNS モード、DHCP 設定、MAC フィルタリングを含む LXD 経由のブリッジの作成や設定ができるようになりました。
私たちがとてもわくわくしている他の機能は、AppArmor の名前空間とスタッキングのサポートです。
これにより、コンテナが AppArmor のプロファイルをロードし、さらに負荷を制限することができます。
このリリースに含まれる変更点 ¶
新機能 :
- 新しいネットワーク管理 API を導入しました
- /1.0/networks への POST (rest-api.md 参照)
- /1.0/networks への PUT (rest-api.md 参照)
- /1.0/networks への PATCH (rest-api.md 参照)
- /1.0/networks への DELETE (rest-api.md 参照)
- "lxc network" コマンド
- "lxd init" でのネットワーク設定
- デフォルトのプラファイルはネットワーク設定を含まなくなりました
- 古い lxd-bridge のコードが削除されました
- configuration.md に設定の詳細が追加されました
- AppArmor 名前空間とプロファイルのスタッキングのサポート
- サポートされているカーネルでは、コンテナは AppArmor を使います
- デーモンの設定オプションとして新たに storage.lvm_mount_options を導入しました
- ログメッセージのプライオリティの見直しと、ログメッセージのためのコンテキストを追加しました
- "lxc info" の出力にリモートホスト名を出力するようになりました
- クライアントのエラーメッセージにリモートホスト名を出力するようになりました
バグ修正 :
- apparmor: 非特権の場合は制限を緩くしました
- apparmor: コンテナごとに AppArmor 名前空間を作るようにしました
- doc: PATCH の追加に伴い rest-api を修正しました
- doc: environment.md の表のスタイルを修正しました
- extras: bash completion で start、stop、exec コマンドに対してコンテナ状態のチェックを行うようになりました
- extras: LXC から LXD へのコンテナ変換の修正を行いました
- extras: bash completion を現在のオプションに更新しました
- lxc: 使っていない httpAddr プロパティを削除しました
- lxc/exec: lxc exec のヘルプに -- args を追加しました
- lxc/file: ターゲットディレクトリへの再帰的な pull を行うようになりました
- lxd/db: テストの実行時にデータベースのバックアップを取らないようにしました
- lxd/db: int64 の扱いを修正しました
- lxd/images: メモリの少ないシステムでの squashfs の調整を行いました
- lxd/init: バリデーション関数を一貫性があるように変更しました
- lxd/init: 新しい zfs pool で圧縮を有効にしました
- lxd/log: ログ関数用のフォーマットのラッパーを追加しました
- lxd/log: ログ関数用のラッパーを追加しました
- lxd/log: 新しいラッパーに移行しました
- lxd/migration: 異なる CoW ベースのバックエンドタイプをまたいだコピーを実質的にサポートしました
- lxd/migration: c/r エラーに警告も表示するようになりました
- lxd/migration: コピーの間、スナップショットの設定を保存するようになりました
- lxd/network: ボンディングの検出を行うようになりました
- lxd/network: openvswitch を検出するようになりました
- lxd/network: networkIsInUse を修正しました
- lxd/network: isOnBridge の移動とリネームを行いました
- shared: 型チェック関数をエクスポートするようになりました
- shared: fuidshift: パスのシンボリックリンクを展開するようになりました
- shared: 新しいラッパー関数 RunCommand を追加しました
- snappy: /snap/bin が存在する場合は PATH に追加するようにしました
試用環境 ¶
この新しい LXD のリリースが、すでに私たちの デモサービス で利用できます。
ダウンロード ¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。
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