LXD 2.0.6 リリースのお知らせ¶
23rd of November 2016
このリリースは LXD 2.0 の 6 回目のバグフィックスリリースです。
LXD 2.0.5 以降の変更は以下の通りです ¶
細かな改良点:
- コンテナごとに特定の uid/gid マップが使える機能のサポートを追加しました (userns-idmap.md を参照してください)
バグ修正:
- appveyor: appveyor の設定を追加しました (Issue #2537)
- appveyor: 修正前にファイルのクリーンアップを行いました
- appveyor: 名前にプラットフォームを示すものを含むアーカイブを作成するようになりました
- appveyor: テスト名と時間を詳細に表示するようにしました
- appveyor: ダウンロード用にコンパイル済みのバイナリを出力するようになりました
- client: 進捗処理を実装し直しました
- doc: ハッキングガイドを追加しました (debugging.md)
- doc: README に公式に Windows のサポートについて追加しました
- doc: README 記載の、必要とされる liblxc のバージョンを上げました
- doc: rest-api 文書内の API エンドポイントの記載をソートしました
- doc: README に docker のインストールの詳細を追加しました
- doc: 動作環境を更新し、LXC 2.0.0 以上が必要であると記載しました
- doc: rest-api 文書内でメソッドの並びを統一しました
- extra/bash: クライアントコマンドの bash-completion でパラメータに dash が使えるようになりました
- extra/bash: クライアントコマンドの _lxd_profiles を修正しました
- extra/lxc-to-lxd: コンテナが存在しない場合のエラー表示を行うようにしました
- extra/lxc-to-lxd: 変換元のパスが存在するかどうかチェックするようになりました (disk) (Issue #2572)
- extra/lxc-to-lxd: 一貫性のあるログ出力をおこなうようにしました
- extra/lxc-to-lxd: 実行中のコンテナに対する dry-run で失敗しないようになりました
- extra/lxc-to-lxd: pylxd への依存をなくしました
- extra/lxc-to-lxd: lxdpath の扱いを修正しました
- extra/lxc-to-lxd: 出力を整えました
- extra/lxc-to-lxd: lxc.aa_profile が設定されている場合は設定を移行するようになりました
- extra/lxc-to-lxd: 結果を表示し、正しい終了コードを返すようになりました
- lxc/copy: 成功したマーカーとして operation を使わないようにしました
- lxc/copy: コピーソース側の操作の完了を待つようにしました
- lxc/delete: help を更新しました
- lxc/exec: Windows では term を "dumb" に設定するようにしました (Issue #2288)
- lxc/finger: help を更新しました
- lxc: Windows と Mac でのテストを修正しました
- lxc/list: ヘルプメッセージの typo を修正しました
- lxc/remote: Go 開発版での remote add を修正しました
- lxc/restore: help を更新しました
- lxc: yaml の拡張子として .yaml を使うようにしました
- lxd/certificates: ドキュメント記載の証明書フィールドをすべて export しました
- lxd/containers: コンテナに /snap のみが存在する場合でも、/snap/bin を PATH に含めるようになりました
- lxd/containers: OnStart で何らかのエラーが発生したとき、AppArmor 関連のクリーンアップをするようにしました
- lxd/containers: file の操作時に userns にアタッチするようになりました
- lxd/containers: mkdir の失敗をよりわかりやすく表示するようにしました
- lxd/containers: 並列の stop/shutdown を改良しました
- lxd/containers: OnStop 内でエラーをキャッチして返すようにしました
- lxd/containers: コンテナの消去を失敗した際のエラー表示をわかりやすくしました
- lxd/containers: 再起動時に一時的な (ephemeral) コンテナを破棄しないようにしました (Issue #2555)
- lxd/containers: 一時的なコンテナを二重に消去しなくなりました
- lxd/containers: 正しくないログを表示しなくなりました
- lxd/containers: 4.8 以上のカーネルで forkmount が動作するように修正しました
- lxd/containers: export 時の不適切なメタデータファイル名を修正しました (Issue #2467)
- lxd/containers: update 時の設定のバリデーションを改良しました
- lxd/containers: コンテナのエラーハンドリングを改良しました
- lxd/containers: コンテナのロックメカニズムを改良しました (Issue #2612)
- lxd/containers: OnStart/OnStop hook のエラーをログに出力するようにしました
- lxd/containers: コンテナの自動起動の信頼性を向上させました (Issue #2469)
- lxd/containers: カーネルモジュールがロードされていない場合のみロードするようにしました
- lxd/containers: CPU 割当 (allowance) を適切にバリデートするようになりました
- lxd/containers: メモリ制限を適切にバリデートするようになりました (Issue #2483)
- lxd/containers: go-lxc のエラーを記録するようになりました
- lxd/containers: OnStop のレガシーなコードを削除しました
- lxd/containers: (訳注: exec で) 使っていないコードの削除を行いました
- lxd/containers: publish の際にプロパティを保存するようになりました
- lxd/containers: LXC (liblxc) のログレベルをデーモンに合わせるようにしました (Issue #2528)
- lxd/containers: raw.lxc の先頭の空白をスキップするようにしました
- lxd/containers: ステートフルスタートの際、必要に応じてストレージを起動するようになりました
- lxd/containers: stop 時のコンテナの freeze にタイムアウトを設定しました
- lxd/images: ディスクスペース超過による unpack のエラーを検出するようになりました (Issue #2201)
- lxd/images: 不必要なイメージのコピーを行わないようにしました (Issue #2508)
- lxd/images: interval (訳注: images.auto_update_interval) が 0 の場合はイメージを更新しないようになりました
- lxd/images: simplestream キャッシュをディスクに保存するようになりました (リモートイメージをオフラインで使用できるようになりました) (Issue #2487)
- lxd/init: zfs のカーネルサポートを検出するようになりました
- lxd/init: コンテナ内では ZFS を無視するようにしました
- lxd/main: activateifneeded 関数内で DB が存在しない場合は即座に exit するようになりました
- lxd/migration: ログ収集の競合を修正しました
- lxd/migration: ファイル作成によるデバッグを削除しました
- lxd/migration: 適切なタイミングでストレージのマイグレーションを開始するようにしました (Issue #2505)
- lxd/storage: ZFS の使用イメージを削除する場合の 10 秒のディレイを修正しました (Issue #2617)
- lxd/storage: directory バックエンドでコピーの間はコンテナをフリーズするようにしました
- lxd/storage: rsync のコードを簡素化しました
- shared/certificates: IP アドレスをパースする際はより詳細に行うようにしました
- shared: http.Transports の KeepAlive を無効にしました
- shared: Linux 特有なテストを移動させました (Issue #2449)
- shared/simplestreams: 使っていないプロパティを削除しました
- tests: LXD_DEBUG の修正を改良しました
- tests: 残っているコンテナを削除するようになりました
- tests: filemanip のテストが main.sh に依存しなくなりました
- tests: LXD_VERBOSE を実装しました
- tests: LXD_DEBUG を設定した状態で冗長な出力を減らしました
- travis: クライアントのテストを実行するようにしました
- travis: Jenkins Go のバージョンにマッチするように更新しました
ダウンロード ¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。
LXD 2.6 リリースのお知らせ 2016 年 11 月 22 日 ¶
このリリースに含まれる変更点 ¶
新機能 :
- コンテナごとに特定の uid/gid マップが使える機能のサポートを追加しました (userns-idmap.md を参照してください)
- コンテナのマイグレーション中の進捗を送るようになりました (API のみ)
- コピー元のイメージプロパティをコンテナのプロパティにコピーするようになりました (image. ネームスペースのプロパティ)
バグ修正 :
- doc: ハッキングガイドを追加しました (debugging.md)
- doc: configuration.md に gpu 向けで抜けていた pci オプションを追加しました
- doc: README 記載の、必要とされる liblxc のバージョンを上げました
- doc: user.network-config を文書化しました
- doc: 実行の記録には API 拡張が必要である旨追記しました
- doc: README に docker のインストールの詳細を追加しました
- lxc/delete: help を更新しました
- lxc/file: Windows での再帰的なファイルの pull/push を修正しました
- lxc/finger: help を更新しました
- lxc/restore: help を更新しました
- lxc: 進捗処理を実装し直しました
- lxd/containers: 実際に最後に使われた更新エラーを表示するようになりました
- lxd/containers: コンテナに /snap のみが存在する場合でも、/snap/bin を PATH に含めるようになりました
- lxd/containers: file の操作時に userns にアタッチするようになりました
- lxd/containers: 並列の stop/shutdown を改良しました
- lxd/containers: コンテナの消去を失敗した際のエラー表示をわかりやすくしました
- lxd/containers: --debug モードを指定した場合は liblxc のログレベルを正しく debug に設定するようになりました
- lxd/containers: 一時的なコンテナを二重に消去しなくなりました
- lxd/containers: コンテナのエラーハンドリングを改良しました
- lxd/containers: コンテナのロックメカニズムを改良しました (Issue #2612)
- lxd/containers: publish の際にプロパティを保存するようになりました
- lxd/containers: raw.lxc の先頭の空白をスキップするようにしました
- lxd/containers: ステートフルスタートの際、必要に応じてストレージを起動するようになりました
- lxd/containers: stop 時のコンテナの freeze にタイムアウトを設定しました
- lxd/containers: ネットワーク経由の転送時にスピードをトラッキングするようになりました
- lxd/images: interval (訳注: images.auto_update_interval) が 0 の場合はイメージを更新しないようになりました
- lxd/main: activateifneeded 関数内で DB が存在しない場合は即座に exit するようになりました
- lxd/networks: checkNetwork 内でのマイナーな typo を修正しました
- lxd/networks: FAN ブリッジ上で dnsmasq を起動するようになりました
- lxd/storage: ZFS の使用イメージを削除する場合の 10 秒のディレイを修正しました (Issue #2617)
- lxd/storage: directory バックエンドでコピーの間はコンテナをフリーズするようにしました
- scripts/lxc-to-lxd: コンテナが存在しない場合のエラー表示を行うようにしました
- scripts/lxc-to-lxd: 変換元のパスが存在するかどうかチェックするようになりました (disk) (Issue #2572)
- scripts/lxc-to-lxd: 一貫性のあるログ出力をおこなうようにしました
- scripts/lxc-to-lxd: 実行中のコンテナに対する dry-run で失敗しないようになりました
- scripts/lxc-to-lxd: pylxd への依存をなくしました
- scripts/lxc-to-lxd: lxdpath の扱いを修正しました
- scripts/lxc-to-lxd: 出力を整えました
- scripts/lxc-to-lxd: lxc.aa_profile が設定されている場合は設定を移行するようになりました
- scripts/lxc-to-lxd: 結果を表示し、正しい終了コードを返すようになりました
- shared/idmapset: Intersects 関数内の typo を修正しました
- shared/simplestreams: 使っていないプロパティを削除しました
- tests: 残っているコンテナを削除するようになりました
- tests: filemanip のテストが main.sh に依存しなくなりました
- tests: 冗長な出力を減らす LXD_VERBOSE を実装しました
- tests: LXD_DEBUG を設定した状態で冗長な出力を減らしました
試用環境 ¶
この新しい LXD のリリースが、すでに私たちの デモサービス で利用できます。
ダウンロード ¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。