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LXD 2.7 リリースのお知らせ

20th of December 2016

このリリースに含まれる変更点

新しい機能 :

  • iptables の FORWARD ルールの生成をコントロールするネットワーク属性 "ipv4.firewall"、"ipv6.firewall" を新たに追加しました
  • 追加の静的ルートをネットワークに設定できるネットワーク属性 "ipv4.routes"、"ipv6.routes" を新たに追加しました
  • 新たに追加した "lxd import" コマンドにより、"containers" ディレクトリだけ存在する(訳注:正確には"containers" ディレクトリにバックアップ情報のファイルだけ存在する)ところからコンテナのインポートができます

バグ修正 :

  • client: 更新のためのメソッドを共通化し、PATCH の追加を行いました
  • extra/lxc-to-lxd: サポートされない (LXCの) 設定項目をさらに追加しました
  • extra/lxc-to-lxd: プロパティはすべて文字列でなければならなくなりました (Issue #2663)
  • extra/lxc-to-lxd: デフォルトでは rootfs は移動でなく、コピーするようになりました
  • extra/lxc-to-lxd: python3-lxc がインストールされていない場合のエラー表示をわかりやすくしました
  • extra/lxc-to-lxd: (訳注: LXCの設定のうちLXDで使える設定項目のチェックを) ホワイトリストを使うように変更しました
  • i18n: フランス語翻訳を更新しました
  • lxc/file: push における off by one エラーを修正しました
  • lxc: ヘルプメッセージを改良しました (Issue #2719)
  • lxc/init: 例を修正しました
  • lxc/launch: オプションの解析を行うコードを init.go のメソッドを呼び出すだけにしました (重複しているコードの削除)
  • lxd: http クライアントのためのコードパスを共通化しました
  • lxd: デーモンの TLS の設定で InsecureSkipVerify を設定しないようにしました
  • lxd: デーモンのバージョンをロギングするようにしました
  • lxd: LXD_DIR のパーミッションをデフォルトで 711 にしました (非特権コンテナに必要です)
  • lxd: コンテナが起動した時点でのみデーモンが準備できたとマークするようになりました
  • lxd: 値が削除された場合、デーモンの設定項目を適切に確認するようになりました (Issue #2698)
  • lxd: サブコマンドのコードをリファクタリングしました
  • lxd: HTTPS アドレスの更新時にもカスタムの http サーバを使用するようになりました
  • lxd/containers: コンテナ生成時の基本的なログ出力を追加しました
  • lxd/containers: ネットワークの設定項目を設定する関数の競合状態を避けるようにしました
  • lxd/containers: lxc.syslog と lxc.ephemeral をブラックリストに追加しました (lxc の設定項目で lxd で使用しない項目に追加)
  • lxd/containers: 残ったテンポラリファイルを消去するようにしました
  • lxd/containers: exec 実行時にクリーンに exit できるように、バックグラウンドタスクを検出するようになりました
  • lxd/containers: 正しい順序でマウントを行うようになりました (Issue #2717)
  • lxd/containers: last_state.power を 2 度記録しないようになりました
  • lxd/containers: コンテナ状態 (訳注: last_state.power) の記録を修正しました (Issue #2686)
  • lxd/containers: major/minor デバイス番号を設定するデバイスのホットプラグを修正しました
  • lxd/containers: ファイルの push のエラーハンドリングを修正しました
  • lxd/containers: file_manip コマンドのロギングを修正しました
  • lxd/containers: FromLXCState 関数 (訳注: LXC コンテナの状態を返す関数) を shared の外 (訳注: LXC コンテナの処理部分) へ移動させました
  • lxd/containers: ディレクトリの置換時に明確にエラーを返すようになりました (Issue #2668)
  • lxd/containers: create 時の EEXISTS の検出を書き直しました
  • lxd/networks: ネットワークごとのリースの更新ができるようになりました
  • lxd/networks: DHCP over TCP は実装されていないのでブロックするようにしました
  • lxd/nsexec: (訳注: setuid に加えて) setgroups も実行するようにしました (Issue #2724)
  • lxd/seccomp: seccomp プロファイルの修正を行いました (訳注: LXC がプロファイルの空行からシステムコール番号を読もうとしていたので修正)
  • lxd/storage: ContainerStart 関数の引数としてコンテナ名とパスを取るように変更しました (訳注: 以前はコンテナ構造体を取得して内部でコンテナ名とパスを取り出していた)
  • Makefile: "make dist" を作りなおしました
  • shared: アーキテクチャを扱う部分をパッケージ化しました
  • shared: IO プログレストラッカー部分をパッケージ化しました
  • shared: simplestreams クライアントをパッケージ化しました
  • shared: バージョンを扱う部分をパッケージ化しました
  • shared: 独自のログフォーマッターを導入しました
  • shared: 証明書のフィンガープリントを計算するヘルパー関数を作成しました
  • shared: PrintStack の出力をエラーレベルに変更しました (訳注: runtime.Stack の出力部分を debug から error レベルに変更した)
  • shared: WebSocketUpgrader 変数を network.go へ移動させました (訳注: operation.go から)
  • shared: idmapset_test_linux.go を idmapset_linux_test.go にリネームしました
  • shared/idmap: デバッグコードを削除しました
  • shared/idmap: intersection テストを修正しました
  • shared/simplestreams: 独自の http ハンドラに依存しなくなりました
  • shared/simplestreams: 引数として UserAgent を与えるようにしました
  • tests: PKI テストを追加しました
  • tests: ホスト上に存在する場合のみ lxdbr0 をアタッチするようにしました
  • tests: テストスイートを起動するコードを簡略化しました
  • tests: lxd のシャットダウンをテストするようにしました

試用環境

この新しい LXD のリリースが、すでに私たちの デモサービス で利用できます。

ダウンロード

このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。