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LXD 2.9 リリースのお知らせ

15th of February 2017

このリリースに含まれる変更点

新機能 :

  • LXD ストレージ管理 API を導入しました
    • LXD で複数のストレージプールが使えます
    • プールはコンテナやカスタムボリュームを保存するのに使えます
    • 新たな /1.0/storage-pools API を追加しました (rest-api.md をご覧ください)
    • 新たな "lxc storage" コマンドセットを追加しました
    • "lxd init" コマンドは新たにストレージプールの作成をサポートしました
  • "lxc network attach" でネットワークインターフェースの設定ができるようになりました
  • 新たに "lxc file delete" コマンドと API を追加しました
  • API を使ってファイルを上書きするのでなく、追加する機能を追加しました
  • DHCPのリース時間を設定するオプションとして新たに "ipv4.dhcp.expiry" と "ipv6.dhcp.expiry" を追加しました

バグ修正 :

  • doc: PUT と PATCH の違いについて説明を追加しました (Issue 2873)
  • doc: LXD が ZFS データセットを完全に制御下に置くことに対する注意を追加しました
  • doc: 最新の DB スキーマに合致するように database.md を更新しました
  • lxc: 翻訳用の文字列からスペースを削除しました
  • lxc/list: json 出力のリグレッションを修正しました (Issue 2887)
  • lxd/containers: ブリッジに接続される veth のホスト側で IPv6 を無効化しました (issue 2845)
  • lxd/containers: 存在しないパスの解決をブロックしなくなりました
  • lxd/containers: イメージのフィンガープリントを 2 度チェックしないようにしました
  • lxd/containers: exec で s.conn (訳注: WebSocket接続) への並列の読み書きを修正しました (Issue 2862)
  • lxd/containers: FileRemove でのエラーハンドリングを修正しました
  • lxd/containers: USER, HOME, LANG のデフォルト値を設定しました (Issue 2830)
  • lxd/daemon: devlxd を tmpfs でマウントするようにしました (Issue 2877)
  • lxd/daemon: shmounts に tmpfs を使うようにしました
  • lxd/db: 接続ごとに外部キーを有効化するようにしました
  • lxd/db: DB ロックのタイムアウトを 30 秒に上げ、30ms ごとにリトライするようにしました (Issue 2826)
  • lxd/db: CASCADE に頼るようにしました (Issue 2844)
  • lxd/db: 余分なクリーンアップコードを削除しました
  • lxd/devlxd: Go 開発版での UnixConn からの fd の展開を修正しました
  • lxd/images: 部分的なイメージのフィンガープリントのマッチを修正しました
  • lxd/images: imagesDownloading 変数をデーモン構造体の外に出しました
  • lxd/init: ストレージバックエンドのチェックを 2 度行わないようにしました
  • lxd/migration: CRIUに関連したエラー出力をわかりやすくしました
  • lxd/migration: 失敗時にマイグレーションの成功を報告しなくなりました
  • lxd/nsexec: fdopendir() が返す *DIR ストリームをクローズするようにしました
  • lxd/nsexec: 割り当てたメモリを開放するようにしました
  • lxd/storage/btrfs: 再帰的なサブボリュームの削除を修正しました
  • lxd/storage/zfs: デバイスをトラッキングするロジックを簡素化しました
  • Makefile: 使用可能な場合はシステムの libsqlite3 を使うようにしました
  • network: IPv6 を使っていないホストでは ip6tables のクリアをスキップするようにしました (Issue 2842)
  • shared: リダイレクトの際には User-Agent と他のヘッダをフォワードするようにしました (Issue 2805)
  • shared/api: 一貫性のある json と yaml のフィールド名を使うようにしました
  • shared/simplestreams: 利用可能な場合は常に squashfs を選択するようにしました
  • shared/utils: Windows では chown を実行しなくなりました
  • shared/utils: FileCopy が常にオーナーを保持するようにしました
  • shared/utils: FileCopy が常にファイルのモードを維持するようになりました
  • tests: shared/api に対して golint を追加しました
  • tests: zfs の競合を避けました
  • tests: ネットワーク関連のテーブルを空にして確認するテストを追加しました
  • tests: typo を修正しました
  • tests: テンプレートのテストスイートで適切にクリーンアップするようにしました
  • tests: "go fmt" の代わりに gofmt を使うように変更しました
  • tests: モニタは自身で exit するので kill の失敗を無視するようにしました

試用環境

この新しい LXD のリリースが、すでに私たちの デモサービス で利用できます。

ダウンロード

このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。