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LXD 2.9.3 リリースのお知らせ

24th of February 2017

このリリースに含まれる変更点

このリリースは LXD 2.9 に含まれる、ユーザから報告されたマイグレーションの問題を修正するためのリリースです。

バグ修正 :

  • client: 常にリモートの images: に対しては "simplestream" を使うようにしました
  • doc: storage.md にクライアントコマンドの例を追加しました
  • doc: pool のプロパティである lvm.{thinpool,vg}_name の説明を追加しました
  • lxd: root デバイスのバリデーションコードをクリーンアップしました
  • lxd/containers: unix-block/unix-char に対する追加のバリデーションを追加しました
  • lxd/containers: quota を適用する前にストレージの準備が完了しているかどうかをチェックするようにしました
  • lxd/containers: スナップショットの削除の失敗を無視しなくなりました
  • lxd/daemon: s/Default map/Available map/ (訳注: ログ出力の文字列修正)
  • lxd/init: "lxd init" を一般ユーザで実行できるようになりました
  • lxd/main: activateifneeded 内のコメントを修正しました
  • lxd/main: デーモンと activeifneeded の実行を root に制限しました
  • lxd/patches: upgrade 時のプールとボリュームの設定についての問題を修正しました
  • lxd/patches: (訳注: volume.lvm.thinpool_name を) lvm.thinpool_name にリネームしました
  • lxd/storage: (訳注: コンテナのストレージボリュームに対する操作ができるかどうかをチェックする) ContainerStorageReady() 関数を追加しました
  • lxd/storage: (訳注: ストレージボリュームのデフォルト値を設定値に入れる) storageVolumeFillDefault() を (訳注: コンテナの作成時とカスタムストレージボリュームを足した際に) 呼ぶようにしました
  • lxd/storage: 設定のチェックの際には設定を変更しないようにしました
  • lxd/storage: エラー時に DB からイメージの情報を確実に削除するようにしました
  • lxd/storage: イメージにデフォルト値を設定するようにしました
  • lxd/storage: プールとボリュームが正しく設定を継承するように実装しました
  • lxd/storage: 作成時のみデフォルト値を設定するようにしました (訳注: 5 つ上の設定で一部変更されています)
  • lxd/storage: lvm で正しいサイズプロパティのみ設定するようにしました
  • lxd/storage: UsedBy を適切に報告するようにしました
  • lxd/storage: プールとボリュームの設定をチェックが OK かどうかをチェックしてからストレージサイズを受け取ります
  • lxd/storage/btrfs: 常に mount オプションを与えるようにしました
  • lxd/storage/btrfs: 常に再帰的にサブボリュームを扱う関数を使うようにしました
  • lxd/storage/btrfs: 使われていないコードを削除しました
  • lxd/storage/btrfs: upgrade を改良しました
  • lxd/storage/btrfs: loop デバイスの場合のみ size を使うようにしました
  • lxd/storage/btrfs: ネストしたサブボリュームを正しく扱うようにしました
  • lxd/storage/btrfs: "source" が空の場合は loop ファイルを設定するようにしました
  • lxd/storage/dir: デバイスをまたがった upgrade を扱うようにしました
  • lxd/storage/lvm: lvm.thinpool_name と lvm.vg_name を追加しました
  • lxd/storage/lvm: 存在する volume group を再利用できるようになりました
  • lxd/storage/lvm: 常に lvm.thinpool_name を設定するようにしました
  • lxd/storage/lvm: delete 時に 2 度コンテナをアンマウントしなくなりました
  • lxd/storage/lvm: サイズで "i" という文字を扱えるようになりました (訳注: 例えば GB でなく GiB という単位を扱えるようになった)
  • lxd/storage/lvm: "size" でなく正しく "volume.size" をパースするようになりました (訳注: 設定で "volume.size" の値を使うべきところで "size" を使おうとしていたので修正)
  • lxd/storage/lvm: 設定項目から volume.lvm.thinpool_name を削除しました
  • lxd/storage/lvm: StoragePoolVolume{M,Um}ount の間ロックするようにしました
  • lxd/storage/zfs: StoragePoolVolume{M,Um}ount の間ロックするようにしました
  • lxd/storage/zfs: 設定キーを正しく扱うようにしました
  • lxd/storage/zfs: loop デバイスの場合のみ size を使うようにしました
  • lxd/storage/zfs: 何度も出力されるログメッセージを削除しました
  • lxd/storage/zfs: 古い (訳注: LXD で作成した) イメージでは mountpoint=none を設定するようにしました
  • shared/idmap: DefaultIdmapSet 関数は常に root に対して実行するようになりました
  • shared/idmap: カーネルの ID マップをパースする処理を実装しました
  • shared/idmap: shadow の ID ファイルのパースを改良しました
  • shared/simplestreams: イメージのリビルドを適切に扱うようになりました
  • tests: 統一したコマンドを実行するように他のコマンド実行に合わせました
  • tests: LVM 特有のストレージプールテストを追加しました
  • tests: devlxd もアンマウントするようにしました
  • tests: loop デバイスを常にクリーンアップするようにしました
  • tests: LVM では常に 25MB のボリュームを使うようにしました
  • tests: lxd の auto init のテストを修正しました
  • tests: デッドコードのテストパフォーマンスを改良しました
  • tests: カスタムボリュームの作成をテストするようにしました

試用環境

この新しい LXD のリリースが、すでに私たちの デモサービス で利用できます。

ダウンロード

このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。