LXD 2.0.10 リリースのお知らせ¶
11th of May 2017
このリリースは LXD 2.0 の 10 回目のバグフィックスリリースです。
LXD 2.0.9 以降の変更は以下の通りです ¶
細かな改良点 :
- client: 新しいクライアントライブラリをバックポートし、内部コマンドの一部を移植しました
- lxc: manpage コマンドを追加しました
- lxc: すべてのコマンドで --version オプションを使えるようになりました
- lxc: help2man との互換性のために、クライアント内のヘルプをすべて再作成しました
- lxd: AppArmor 名前空間が特権コンテナでも有効になりました
バグ修正 :
- build: デバッグログを追加しました
- client: profile list コマンドを修正しました (訳注: スペースを含む名前の場合に正常に表示されるよう)
- client: 不要な条件を削除しました
- doc: loop デバイスの ZFS を拡張するための方法を追記しました
- doc: btrfs の qgroups のエスケープについての注意書きを追加しました
- doc: カーネルのリングバッファに対するアクセス制限を行う方法に関する sysctl パラメータの注釈を追加しました
- doc: ドキュメントを分割し、コンテナの文書は containers.md に移しました
- doc: ドキュメントを分割し、プロファイルの文書は profiles.md に移しました
- doc: ドキュメントを分割し、サーバの文書は server.md に移しました
- doc: デバイスの例で不適切な名前を修正しました
- doc: 表が崩れていたのを修正しました
- doc: LXD が ZFS データセットを完全に制御下に置くことに対する注意を追加しました
- doc: configuration.md に他のドキュメントへのリンクを置きました
- doc: 新しいクライアント API 文書へのリンクに書き換えました
- extra/lxc-to-lxd: ディスクまたはネットワーク情報がない場合にクラッシュしないようにしました
- extra/lxc-to-lxd: --move-rootfs の説明の Typo を修正しました
- extra/vagrant: 末尾の空白を削除しました
- global: すべての filepath.Walk 呼び出しでのエラーハンドリングを修正しました
- global: 多数の Typo を修正しました
- global: リダイレクトの際には User-Agent と他のヘッダをフォワードするようにしました
- global: file の Chmod() を os.Chmod() に置き換えました
- global: containerGetParentAndSnapshotName() 関数を使うようにしました
- global: すべての場所で RunCommand を使うようになりました
- lxc: 翻訳用の文字列からスペースを削除しました
- lxc: バッチモードを改良しました
- lxc: ヘルプやエラー時のメッセージの出力をより一貫性のあるものにしました
- lxc: 共通で利用する関数や型を utils.go に移動しました
- lxc: エラー時に転送状態を適切にクリアするようにしました
- lxc: より良い man を出力するための改良を行いました
- lxc/config: 新たに設定を扱うコードを追加しました
- lxc/config: 常にリモートの images: に対しては "simplestream" を使うようにしました
- lxc/config: パスの扱いを修正しました
- lxc/config: SaveConfig 中での DeepCopy 関数の呼び出しのバグを修正しました
- lxc/copy: エラーの扱いを改良しました
- lxc/copy: ソース側 (コピー元) のエラーも返すようにしました
- lxc/copy: 簡素化しました
- lxc/copy: 非同期に操作を待つようにしました
- lxc/image: エイリアスの説明 (description) を表示するようにしました
- lxc/image: 末尾の空白を削除しました
- lxc/init: 不要な else ステートメントを削除しました
- lxc/list: リストのフォーマットオプションのヘルプを追加しました
- lxc/list: json 出力のリグレッションを修正しました
- lxc/list: データの展開を行う共通の処理をヘルパー関数に移動しました
- lxc/profile: "profile unset" を適切に実装しました
- lxc/publish: コンテナが実行状態になるのを待つようになりました
- lxc/remote: フィンガープリントを hex でなく文字列として表示するようにしました
- lxc/utils: 操作の進捗トラッキングの処理を実装しました
- lxd: 不要な場合の logger.Log の使用を止めました
- lxd/apparmor: ネストでの AppArmor のスタックの扱いを修正しました
- lxd/containers: containerGetParentAndSnapshotName() 関数を追加しました
- lxd/containers: initLXD() にソフトリミットを追加しました
- lxd/containers: メモリの hard limit が設定される際にも soft limit を (hard limit の 90% に) 設定するようにしました
- lxd/containers: unix-block/unix-char に対する追加のバリデーションを追加しました
- lxd/containers: root ディスクデバイスを検出する関数を追加しました
- lxd/containers: (訳注: veth ペアの) ホスト側のインターフェース名を変わらないように指定できるようになりました
- lxd/containers: uid/gid のエラー出力をわかりやすくしました
- lxd/containers: デバイスのバリデーションコードをクリーンアップしました
- lxd/containers: ブリッジに接続される veth のホスト側で IPv6 を無効化しました
- lxd/containers: スナップショットの削除の失敗を無視しなくなりました
- lxd/containers: id の範囲を int32 としてパースしなくなりました
- lxd/containers: 失敗時にマイグレーションの成功を報告しなくなりました
- lxd/containers: FindProcess を使わずに、exec.Cmd を与えるようにしました
- lxd/containers: 使用中のスナップショットの最大値をきちんと返すようになりました
- lxd/containers: 不適切な root デバイスの検出コードを修正しました
- lxd/containers: ベースイメージのトラッキングの不具合を修正しました
- lxd/containers: exec で s.conn (訳注: WebSocket接続) への並列の読み書きを修正しました
- lxd/containers: FileRemove でのエラーハンドリングを修正しました
- lxd/containers: minor 番号が 255 より大きなデバイスの扱いを修正しました
- lxd/containers: コピー中のデバイスの上書きに関する問題を修正しました
- lxd/containers: ソフトリミットのロジックに float64 を使うように修正しました
- lxd/containers: 要求に応じて idmap を初期化するようにしました
- lxd/containers: 正常でない websocket のクローズ時に forkexec を kill するようにしました
- lxd/containers: パスを 1 つのディスクでのみ使用するようにしました
- lxd/containers: 適切に idmap のキャッシュを無効化するようにしました
- lxd/containers: 失敗時にメモリ制限を適切に元に戻すようにしました
- lxd/containers: アーキテクチャを適切に確認するようになりました
- lxd/containers: USER, HOME, LANG のデフォルト値を設定しました
- lxd/containers: 既に処理されている条件分岐を削除しました
- lxd/containers: uid と gid にはすべて int64 を使うようになりました
- lxd/containers: コンテナの idmap をできるだけ早く確認するようにしました
- lxd/containers: root のセットアップ後に拡張設定を確認するようにしました
- lxd/containers: コンテナの作成時に拡張設定を確認するようにしました
- lxd/daemon: 起動時に idmap の妥当性をチェックするようになりました
- lxd/daemon: 競合をいくつか修正しました
- lxd/daemon: devlxd を tmpfs でマウントするようにしました
- lxd/daemon: s/Default map/Available map/ (訳注: ログ出力の文字列修正)
- lxd/daemon: サーバの証明書のフィンガープリントを設定するようにしました
- lxd/daemon: shmounts に tmpfs を使うようにしました
- lxd/db: 接続ごとに外部キーを有効化するようにしました
- lxd/db: 更新がない場合を扱えるようにしました
- lxd/db: 新しい DB からのダウングレードを検出して失敗にするようになりました
- lxd/db: DB ロックのタイムアウトを 30 秒に上げ、30ms ごとにリトライするようにしました
- lxd/db: CASCADE に頼るようにしました
- lxd/db: 余分なクリーンアップコードを削除しました
- lxd/devlxd: Go 開発版での UnixConn からの fd の展開を修正しました
- lxd/events: events API 中のログ出力を改良しました
- lxd/images: イメージが既に存在するかどうかをチェックするようにしました
- lxd/images: 残っていた不要なデバッグ用の処理を削除しました
- lxd/images: 部分的なイメージのフィンガープリントのマッチを修正しました
- lxd/images: imagesDownloading 変数をデーモン構造体の外に出しました
- lxd/images: エイリアスの説明 (description) を適切に返すようにしました
- lxd/images: キャッシュにサーバ証明書を記録するようにしました
- lxd/images: 少しコードをリファクタリングしました
- lxd/images: イメージの取得元の証明書を保存し、ダウンロード時にそれを使うようにしました
- lxd/images: autoUpdateImage 関数を分割しました
- lxd/init: uid/gid が不足している場合にはユーザ名前空間に関する警告メッセージを表示するだけにしました
- lxd/init: 既にチェックされている条件を再度チェックしている部分の処理を削除しました
- lxd/main: activateifneeded 内のコメントを修正しました
- lxd/main_forkexec: os.FindProcess の使用を止めました
- lxd/main_netcat: ロギングを実装しました
- lxd/main_netcat: 新しいヘルパーに切り替えました
- lxd/main_nsexec: cgo: 割り当てたメモリを開放するようにしました
- lxd/main: デーモンと activeifneeded の実行を root に制限しました
- lxd/migration: rsync のエラーの扱いを改良しました
- lxd/migration: CRIUに関連したエラー出力をわかりやすくしました
- lxd/migration: EAGAIN を適切に扱うようにしました
- lxd/migration: netcat が EAGAIN を扱うようにしました
- lxd/migration: rsync のログ出力を少し調整しました
- lxd/operations: 使われないループを削除しました
- lxd/profiles: root ディスクデバイスを確認するようにしました
- lxd/storage/btrfs: 常に再帰的にサブボリュームを扱う関数を使うようにしました
- lxd/storage/btrfs: マイグレーション後の空のディレクトリを掃除するようにしました
- lxd/storage/btrfs: 再帰的なサブボリュームの削除を修正しました
- lxd/storage/btrfs: ネストしたサブボリュームを正しく扱うようにしました
- lxd/storage: コンテナ用のディレクトリが確実に正しいパーミッションとなるようにしました
- lxd/storage: マウント用のヘルパをストレージのユーティリティ用のソースファイルに移動させました
- lxd/storage: containerGetRootDiskDevice 関数を少し最適化しました
- Makefile: gorilla/context を常に include するようにしました
- Makefile: "go get" を繰り返し呼ぶのを止めました
- Makefile: システムの libsqlite3 が利用可能な場合は使うようにしました
- shared: コーディングスタイルの調整を行いました
- shared/api: ContainerPut 構造体に stateful フィールドを追加しました
- shared/api: イメージ作成のソースを適切に定義するようにしました
- shared/api: 一貫性のある json と yaml のフィールド名を使うようにしました
- shared/cmd: 初期コマンドの I/O ロジックを持つ新しい shared/cmd パッケージを追加しました
- shared/cmd: 色々な AskXXX メソッドに対して cmd.Context を完全にサポートしました
- shared/gnuflag: golint 向けの修正を行いました
- shared/i18n: 簡素化とgolint がクリーンに実行できるようにしました
- shared/idmap: DefaultIdmapSet 関数は常に root に対して実行するようになりました
- shared/idmap: GetOwner 関数を削除しました
- shared/idmap: いくつか問題を修正しました
- shared/idmap: カーネルの ID マップをパースする処理を実装しました
- shared/idmap: Usable() 関数を実装しました (訳注: コンテナに必要な id の範囲の有効性のチェックなど)
- shared/idmap: shadow の ID ファイルのパースを改良しました
- shared/idmap: デフォルトを見つけようとするようになりました
- shared/idmap: idmap の変更中のデバッグコードを削除しました
- shared/ioprogress: 簡素化とgolint がクリーンに実行できるようにしました
- shared/logger: フォーマットをきれいに行えるようにしました
- shared/logger: ログ出力のための新しいパッケージを作成しました
- shared/logger: golint がクリーンに実行できるようにしました
- shared/logger: PrintStack を GetStack に置き換えました
- shared/logging: LogfmtFormat を export しました
- shared/logging: golint がクリーンに実行できるようにしました
- shared/simplestreams: 利用可能な場合は常に squashfs を選択するようにしました
- shared/simplestreams: イメージファイルリストを export するようにしました
- shared/simplestreams: エラーハンドリングを改良しました
- shared/simplestreams: イメージのリビルドを適切に扱うようになりました
- shared/termios: golint がクリーンに実行できるようにしました
- shared/util: errno を検出する関数を追加しました
- shared/util: "lxc edit" の実行でテンプレートがエディタの yaml-mode で起動するようにしました
- shared/util: Windows では chown を実行しなくなりました
- shared/util: FileCopy が常にオーナーを保持するようにしました
- shared/util: FileCopy が常にファイルのモードを維持するようになりました
- shared/version: golint がクリーンに実行できるようにしました
- tests: db のテストでは testify test suite を使うようにし、既存のテストを書き直しました
- tests: golint を追加しました
- tests: lxd init --auto のテストを追加しました
- tests: ストレージバックエンドをランダムで選択できるようにしました
- tests: devlxd もアンマウントするようにしました
- tests: loop デバイスを常にクリーンアップするようにしました
- tests: zfs の競合を避けました
- tests: "lxd init" テストで zpool をリークしなくなりました
- tests: 明確にシェルのタイプを shellcheck に与えるようにしました
- tests: lxd の auto init のテストを修正しました
- tests: Typo を修正しました
- tests: リブートにかかる時間をもう少し長く取るようにしました
- tests: ストレージのテストでは LXD_BACKEND 環境変数を使うようにしました
- tests: デッドコードのテストパフォーマンスを改良しました
- tests: 確実にクライアント証明書が生成されるようにしました
- tests: 確実にストレージボリュームがマウントされるようにしました
- tests: テンプレートのテストスイートで適切にクリーンアップされるようにしました
- tests: テストにかかった時間を記録するようにしました
- tests: Jenkins の無効なテストを削除しました
- tests: client/ と lxc/config/ で golint を実行するようにしました
- tests: "go fmt" の代わりに gofmt を使うように変更しました
- tests: テストスイートのファイルパーミッションから実行権を削除しました
- tests: モニタ自身で exit するので kill の失敗を無視するようにしました
- tests: 行末のスペースを削除しました
- tests: 新しいクライアントに対する更新を行いました
- tests: stable ブランチ用に init のテストを更新しました
- tests: pyflakes と pep8 を別々に呼ぶ代わりに flake8 を使うようにしました
- tests/deps: golint がクリーンに実行できるようにしました
- tests/lxd-benchmark: --help と --version の扱いを修正しました
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