LXD 2.17 リリースのお知らせ¶
22nd of August 2017
新機能:
- Ceph のユーザを指定できるようになりました ("ceph.user.name" プロパティで指定)
- 制限を簡単に指定できる「インスタンスタイプ」を実装しました (例: "lxc launch ubuntu:16.04 -t t2.micro")
- LXD API の低レベルでの問い合わせができる "lxc query" コマンドを追加しました(curl を使うのと同様ですが LXD 独自の処理は実装済みなので curl よりは容易に利用できます)
- コンテナが uid/gid マッピングを変更したとき、ファイルシステムの ACL を書き換えるようになりました
- LXD は、デイリーのイメージを更新する際にバイナリの差分が使えるようになりました
- "lxc image info" コマンドは LXD が自動的にキャッシュしたイメージかどうかを表示するようになりました
バグ修正 :
- client: イメージをダウンロードする関数内でのコードの重複をなくしました
- client: 廃止されたクライアントのコードを削除しました
- client: ConnectPublicLXD のロジックを簡素化しました
- doc: ストレージのドキュメントに volatile.pool.pristine を追加しました
- doc: volatile.initial_source キーを追加しました
- doc: rest-api.md 内の不適切な JSON を修正しました (Issue #3654)
- doc: 文書中で適切にエスケープするようにしました
- extra/lxc-to-lxd: デフォルトでドロップされるケーパビリティを無視するようにしました
- extra/lxc-to-lxd: sysfs と proc のマウントを無視するようになりました
- extra/lxc-to-lxd: lxc.seccomp を適切に扱うようになりました
- i18n: weblate から翻訳の更新を行いました
- lxc: 進捗レポートの競合を修正しました
- lxc: リモートのプロトコル変換を再導入しました
- lxc/config: 追加の証明書関数を公開としました (Issue #3606)
- lxc/image: イメージエイリアスのコピーの問題を修正しました
- lxc/image: リフレッシュが完全に終わるのを待つようにしました
- lxc/remote: パブリックなリモートサーバでは証明書が必要でなくなりました (Issue #3627)
- lxd: lxd/util.go を自身 lxd/util のサブパッケージに移動しました
- lxd/containers: LXD snap にディスクデバイスを与えられるようになりました (Issue #3660)
- lxd/containers: さらに LXC 2.1 でのキー名の変更に対応しました: lxc.idmap
- lxd/containers: Typo の修正 : now -> know
- lxd/containers: GPU ベンダーが混在する際の GPU のアタッチを修正しました (Issue #3642)
- lxd/containers: デバイスのソート順を修正しました (Issue #2895)
- lxd/containers: ホストで isolcpu が設定されている場合の問題を修正しました(isolcpuが設定されている場合の動作をサポート) (Issue #3624)
- lxd/containers: 再度ステートフルスナップショットのリストアを動作するようにしました
- lxd/daemon: 初期の lxd/sys サブパッケージと OperationSystem 構造体を追加しました
- lxd/daemon: d.os.Init の実行をすべてのパスが作られた後に行われるようにしました
- lxd/daemon: Daemon.ExpireLogs を独立した関数にしました
- lxd/daemon: Daemon.GetListeners を独立した関数にしました
- lxd/daemon: Daemon.httpClient を独立した関数にしました
- lxd/daemon: Daemon.ListenAddresses を独立した関数にしました
- lxd/daemon: Daemon.PasswordCheck を独立した関数にしました
- lxd/daemon: Daemon.SetupStorageDriver を独立した関数にしました
- lxd/daemon: 定義されていない設定キーの使用時にログ出力後、クラッシュしなくなりました
- lxd/daemon: Daemon.BackingFs を OS 構造体に移動させました
- lxd/daemon: Daemon.IdmapSet を OS.IdmapSet に移動させました
- lxd/daemon: Daemon.isRecursionRequest を lxd/util サブパッケージに移動させました
- lxd/daemon: Daemon.lxcpath を OS.LxcPath に移動させました
- lxd/daemon: Daemon.MockMode を OS.MockMode に移動させました
- lxd/daemon: Daemon.CheckTrustState と Daemon.isTrustedClient を lxd/util に移動させました
- lxd/daemon: filesystemDetect 関数を lxd/util サブパッケージに移動させました
- lxd/daemon: すべてのモデルエンティティの Daemon を State に置き換えました
- lxd/daemon: select を使用し、goroutine を少し節約するようにしました
- lxd/daemon: 可能な場合は Daemon の代わりに sql.DB、sys.OS を使うようにしました
- lxd/db: db.go 内では Daemon に対する依存を削除しました
- lxd/db: db*.go ファイルを db/ サブパッケージに移動しました
- lxd/images: リフレッシュ時に古い "cached" という値も渡すようにしました (Issue #3698)
- lxd/import: 初期化されていない構造体は使わないようにしました
- lxd/networks: dnsmasq なしでも LXD が起動するようにしました (Issue #3678)
- lxd/networks: ip{6}tables がない場合の networkIptablesClear の動作を修正しました (Issue #3688)
- lxd/networks: ネットワーク名として "dev" が使えるようになりました
- lxd/networks: dnsmasq.raw を 0644 に設定するようにしました (Issue #3652)
- lxd/networks: クリーンシャットダウン時にネットワークを停止するようにしました
- lxd/patches: canmount=noauto パッチの不具合を修正しました (Issue #3594)
- lxd/patches: ZFS コンテナとイメージの "size" を削除するようにしました (Issue #3679)
- lxd/storage: pool の UsedBy でカスタムボリュームをカウントするようになりました
- lxd/storage: btrfs,zfs で "volume.size" が有効になりました
- lxd/storage: "size" プロパティの修正を行いました
- lxd/storage: ログ出力時に間違ったドライバー名で出力される問題を修正しました
- lxd/storage: 動作に影響のない変更
- lxd/storage/ceph: --cluster を複数指定していたので修正しました
- lxd/storage/ceph: EINVAL になるまで unmap するようにしました
- lxd/storage/ceph: sysfs 経由で "/dev/rbd
" を使うようにしました - lxd/storage/ceph: クローンの際は最小のイメージフィーチャーセットを使うようにしました
- lxd/storage/dir: ディレクトリが空かどうかチェックするようにしました (Issue #3680)
- lxd/storage/zfs: 常に既存のデータセットは空である必要があるようにしました (Issue #3657)
- lxd/storage/zfs: リファクタリングを行いました
- shared: ホストのパスを変換するラッパーを追加しました
- shared: GetRemoteCertificate を lxc/remote から (sharedに) 移動しました (Issue #3606)
- tests: ストレージバックエンドのヘルパを include するための関数を追加しました
- tests: 関数のリファクタリングとクリーンアップを行いました
- tests: スクリプトを lxc と lxd それぞれに関連したヘルパ関数に分離しました
- tests: ネットワーク関連のヘルパ関数を分離しました
- tests: ストレージ関連のヘルパ関数を分離しました
- tests: テストのセットアップ関連のヘルパ関数を分離しました
- tests: $storage_backends 変数を使うようにしました
試用環境 ¶
この新しい LXD のリリースが、すでに私たちの デモサービス で利用できます。
ダウンロード ¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。
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