LXD 2.19 リリースのお知らせ¶
17th of October 2017
新機能:
- LXD のドキュメントが https://lxd.readthedocs.io で読めるようになりました
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新しい "resources" API を追加しました。この API により CPU やメモリの情報や、ストレージプールのサイズを取得できます。
クライアントからは、"lxc info --resources"、"lxc storage show NAME --resources" のように使えます。
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新たにコンテナの設定項目として limits.kernel.[limit name] が使えるようになりました。この設定で、コンテナに対してカーネルのプロセスに対する制限を調整できます。
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コマンドクライアントの多数のコマンド、profile、network、image alias に "rename" サブコマンドが加わりました。
トップレベルの "rename" コマンドもそれにマッチするように更新しました。
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LXD API により、カスタムストレージボリュームのリネームができるようになりました。
クライアントツールでは、"lxc storage volume rename" を使ってリネームできます。
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カーネルのバージョン、アーキテクチャ、OS 名とリリースを含むように LXD の user-agent を拡張しました。
これにより、LXD イメージサーバは、該当する場合にフィルタリングされたイメージリストを表示できます。
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新たに insecureSkipVerify フラグがクライアントの ConnectionArgs 構造体に追加されました。
これにより、あらゆる種類の TLS 検証をバイパスして LXD ホストに接続できます。
バグ修正 :
- doc: インスタンスタイプについて追加しました
- doc: squashfs イメージも使えることを追加しました
- github: SUPPORT.md を追加しました
- github: Issue 用のテンプレートを更新しました
- global: TLS Cipher をさらにいくつか追加しました (Issue #3822)
- lxc/file: push/pull で shared.HostPath を使うようにしました
- lxc/image: export した際のファイル名に関するリグレッションを修正しました (Issue #3869)
- lxc/image: import/export で shared.HostPath を使うようにしました
- lxc/storage: リモートに対する操作を修正しました
- lxd-benchmark: "launch" と同等の命令として廃止予定の "spawn" を追加しました
- lxd-benchmark:
spawn
コマンドの名前をlaunch
に変更しました - lxd/apparmor: apparmor の使われない deny を削除しました
- lxd/daemon: prune 中 (訳注: 期限切れのキャッシュの削除中) はイメージを更新しないようにしました
- lxd/daemon: config のトリガーの扱いを修正しました
- lxd/daemon: タイマーの処理を簡素化しました
- lxd/db: スキーマバージョン 30 と 31 間の更新の不適切な DB スキーマを修正しました (Issue #3878) (Issue #3890)
- lxd/images: 実際に消去するイメージのリストを取得するようにしました
- lxd/images: 不適切なエラーメッセージを修正しました
- lxd/images: キャッシュの期限切れを無効にする設定通りに動作するようにしました
- lxd/images: RFC3399 形式で UploadedAt を保存するようにしました
- lxd/import: ディスク上のスナップショットのみをチェックするようにしました
- lxd/import: マウントポイントとシンボリックリンクを再作成するようにしました
- lxd/import: (訳注: zfs 上のコンテナの import に関する問題を解決するために) 書きなおしました(Issue #3682)
- lxd/init: コンテナが btrfs 上にあるときだけ btrfs をネストするようにしました
- lxd/migration: lvm のステートフルなリストアの問題を修正しました
- lxd/migration: ステートレスのインクリメンタルなコンテナコピーの問題を修正しました (Issue #3798)
- lxd/network: dnsmasq のバージョンチェックの扱いを改良しました (Issue #3837)
- lxd/network: 無条件に制限を更新しないようにしました (Issue #3920)
- lxd/networks: ネットワークのリネームを修正しました (Issue #3912)
- lxd/networks: コンテナのリネーム時に dnsmasq (訳注: の lease ファイル) をアップデートするようにしました
- lxd/patches: UploadAt を RFC3399 形式に変換するようにしました
- lxd/resources: cpufreq ディレクトリがない場合の問題に対応しました
- lxd/storage: growFileSystem ヘルパを追加しました (訳注: ファイルシステムのサイズを大きくするための関数)
- lxd/storage: shrinkFileSystem ヘルパを追加しました
- lxd/storage: shrinkVolumeFilesystem ヘルパを追加しました
- lxd/storage: "usedby" 関数が空のスライスを返すようになりました
- lxd/storage: rsync 中の存在しないファイルの警告を無視するようになりました (Issue #3859)
- lxd/storage: 型のチェックを API に移しました
- lxd/storage: ボリュームのファイルシステムが変わった場合は再度イメージをインポートするようにしました
- lxd/storage: コンテナボリュームのプロパティの設定を変更しました (訳注: 特定のタイプのボリュームの場合のプロパティ設定方法を変更)
- lxd/storage: ストレージプールのアップデート部分を改良しました (Issue #3834)
- lxd/storage: ストレージボリュームの更新部分を改良しました
- lxd/storage: btrfs ベースのボリュームのリサイズをサポートしました
- lxd/storage/btrfs: コンテナの削除前に存在をチェックするようにしました (Issue #3775)
- lxd/storage/btrfs: カスタムサブボリュームの削除前に存在をチェックするようにしました(Issue #3775)
- lxd/storage/btrfs: イメージの削除前に存在をチェックするようにしました (Issue #3775)
- lxd/storage/btrfs: スナップショットの削除前に存在をチェックするようにしました (Issue #3775)
- lxd/storage/btrfs: シンボリックリンクへの依存を削除しました
- lxd/storage/btrfs: btrfs コマンドのバグの回避策を追加しました (Issue #3843)
- lxd/storage/ceph: アンマウント前にマウントポイントのチェックをするようにしました
- lxd/storage/ceph: マイグレーションを正しく実装しました
- lxd/storage/ceph: コンテナの削除前に存在をチェックするようにしました (Issue #3775)
- lxd/storage/ceph: カスタムサブボリュームの削除前に存在をチェックするようにしました(Issue #3775)
- lxd/storage/ceph: プールの削除前に存在をチェックするようにしました(Issue #3775)
- lxd/storage/ceph: スナップショットの削除前に存在をチェックするようにしました (Issue #3775)
- lxd/storage/ceph: volume.block.filesystem の更新を扱うようにしました
- lxd/storage/ceph: OSD プールから size プロパティを削除しました
- lxd/storage/ceph: [grow|shrink]FileSystem ヘルパを使うようにしました
- lxd/storage/dir: プールが既にマウントされているかどうかチェックするようにしました (Issue #3938)
- lxd/storage/dir: 確実にプールがマウントされるようにしました (Issue #3938)
- lxd/storage/lvm: コンテナの削除前に存在をチェックするようにしました (Issue #3775)
- lxd/storage/lvm: カスタムサブボリュームの削除前に存在をチェックするようにしました(Issue #3775)
- lxd/storage/lvm: イメージの削除前に存在をチェックするようにしました (Issue #3775)
- lxd/storage/lvm: プールの削除前に存在をチェックするようにしました(Issue #3775)
- lxd/storage/lvm: "nouuid" を指定して xfs スナップショットをマウントするようにしました
- lxd/storage/lvm: 機能に変更のない変更を行いました
- lxd/storage/lvm: ボリュームのファイルシステムが変わった場合は再度イメージをインポートするようにしました
- lxd/storage/lvm: バージョンの比較の際にドット入りの文字列を使って比較するようにしました
- lxd/storage/zfs: カスタムサブボリュームの削除前に存在をチェックするようにしました(Issue #3775)
- lxd/storage/zfs: プールの削除前に存在をチェックするようにしました(Issue #3775)
- shared: log パッケージの使用部分を削除しました
- shared: 当面 testhelpers を shared/osarch に移動します
- shared/api: ファイル名に一貫性を持たせました
- shared/api: ストレージ関連のファイルをプールとボリュームに分けました
- shared/canceler: 並行ダウンロードをキャンセルできるようにしました
- shared/idmap: 多数の問題を修正しました (Issue #3946)
- shared/idmap: ACL に関するエラー出力をより冗長にしました
- shared/logger: log15 API が壊れているのに対する一時的な回避策を取りました
- shared/util: マウントポイントのチェックが出来る関数を実装しました (Issue #3877)
- shared/util: さらに snap を扱うロジックを追加しました
- tests: ステートレスのライブマイグレーションテストを追加しました
- tests: btrfs のリサイズのテストを追加しました
- tests: LVM と Ceph ボリューム上の btrfs を使うテストを追加しました
- tests: raw.lxc のテストの問題を修正しました
- tests: 依存チェックを修正しました
- tests: イメージの有効期限切れのテストを修正しました
- tests: シェルのリターン値のマスキングを修正しました
- tests: トリガー用の基本チャンネルハンドラのセットアップを行うようにしました
- tests: マウントポイントとシンボリックリンクの再作成のテストを追加しました
- tests: インポートテストを更新し拡張しました
- tests: perf.sh 内の "lxd-benchmark spawn" 呼び出しを "lxd-benchmark launch" に更新しました
- tests: XFS に対しては最小のブロックデバイスサイズとして 50MB を使うようにしました
試用環境 ¶
この新しい LXD のリリースが、すでに私たちの デモサービス で利用できます。
ダウンロード ¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。