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LXD 4.10 リリースのお知らせ¶

8th of January 2021

はじめに ¶

LXD チームは LXD 4.10 のリリースをお知らせできることにとてもワクワクしています!

このリリースは軽めのリリースです。それは、LXD チームは 12 月 18 日から 1 月 4 日までお休みをいただいていたためです。しかし、多くのバグフィックスといくつか新しい改良が行われました。

Enjoy!

新機能とハイライト ¶

ネットワークの状態表示内の VLAN 情報 ¶

ボンディングやブリッジの情報のように、新たに VLAN 構造をネットワーク状態のエンドポイントに追加しました。これは下位デバイスとインターフェースの VLAN ID を表示します。

root@abydos:~# lxc query /1.0/networks/bond-sw01.100/state
{
    "addresses": [],
    "bond": null,
    "bridge": null,
    "counters": {
        "bytes_received": 213651991756,
        "bytes_sent": 42453202,
        "packets_received": 97607519,
        "packets_sent": 431818
    },
    "hwaddr": "0a:0f:7c:6e:db:d9",
    "mtu": 1500,
    "state": "up",
    "type": "broadcast",
    "vlan": {
        "lower_device": "bond-sw01",
        "vid": 100
    }
}

VM のプロキシーデバイスのサポート（NAT のみ） ¶

仮想マシンで proxy デバイスが使えるようになりました。
これは NAT モード（nat=true）でのみ機能するので、両サイドで同じプロトコルを使う必要があります。

ブリッジポートの隔離 ¶

ブリッジネットワークインターフェースに新たに security.port_isolation を追加しました。これによりインターフェース間の通信を制限できるようになりました。

イメージプロパティに関する新しいサブコマンド ¶

イメージプロパティへのアクセス、設定、解除のために、新たに lxc image コマンドに 3 つの新しいサブコマンドを追加しました。

• lxc image get-property
• lxc image set-property
• lxc image unset-property

例 :

stgraber@castiana:~$ lxc image get-property 305db7054652 os
Ubuntu
stgraber@castiana:~$ lxc image set-property 305db7054652 foo bar
stgraber@castiana:~$ lxc image get-property 305db7054652 foo
bar
stgraber@castiana:~$ lxc image unset-property 305db7054652 foo
stgraber@castiana:~$

VM 内のマルチキューネットワーキング ¶

仮想マシン上のネットワークインターフェースは、仮想マシンに割り当てられた仮想 CPU の数と一致するように RX キューおよび TX キューの数を自動的に設定するようになりました。

これにより、高速ネットワークを扱う場合には特にネットワークパフォーマンスが大幅に向上するはずです。

すべての変更点（翻訳なし） ¶

このリリースでの完全な変更点のリストは次のとおりです:

試用環境 ¶

この新しい LXD リリースは私たちの デモサービス で利用できます。

ダウンロード ¶

このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。

ビルド済みバイナリーは次のように使えます:

• Linux: snap install lxd
• MacOS: brew install lxc
• Windows: choco install lxc