LXC 1.1.5 リリースのお知らせ¶
2015/11/09
このリリースは LXC 1.1 の 5 回目のバグフィックスリリースです。
コア:
- プロセスタイトルのリネームの扱いを修正しました (3.19 カーネル以上でのみ有効です)
- overlayfs/aufs の扱いをいくつか改良しました
- 必要なディレクトリが存在しない場合に作成するようにしました
- 絶対パスの処理を改良しました
- overlayfs を使ったコンテナのクローンの処理を改良しました
- cgroup パス末尾の /init.scope を無視するようにしました (新しい systemd 対応です)
- ブリッジに接続されていない veth デバイスを持つコンテナを Checkpoint/Restore できるようになりました
- error_num (コンテナをトラッキングする終了コード) を適切に初期化するようになりました
- lxc-usernsexec: ファイルディスクリプタ 0,1,2 を別々に再オープンするようになりました (標準入力が tty の時のみ)
Init スクリプト:
- lxc-net: network-online.target の後で起動するようになりました
コマンド :
- lxc-start: PID 名前空間も保持できるようになりました
テンプレート :
- archlinux: systemd-sysctl サービスの修正を行いました
- ubuntu-cloud: デフォルトで tar.xz tarball を使うようになりました (tar.gz はすぐに廃止される予定です)
- ubuntu-cloud: エラー時は常に終了コード 1 で終了するようになりました
ダウンロード ¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。そして、各ディストリビューションがすぐに LXC 1.1.5 のパッケージをリリースするでしょう。
個々の変更点に興味がある場合、そして開発の履歴を見たい場合、stable ブランチ (stable-1.1) は GitHub にあります。
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