LXC 2.0.1 リリースのお知らせ¶
2016/05/16
このリリースは LXC 2.0 に対する最初のバグフィックスリリースです。
このリリースの主なバグの修正は以下の通りです:
- apparmor: fuse ファイルシステム用に fstype=fuse も許可しました
- attach: lxc-attach のテストを改造し、pty ロギングに対するテストを追加しました
- attach: SIGWINCH ハンドラのセットアップが失敗しても attach が失敗しなくなりました
- attach: lxc-attach の pts の扱いに関する色々な問題を修正しました
- attach: コンソール pty を raw モードに変更しました (ncurses ベースのプログラムに対する修正)
- attach: pty に ssh の raw セッティングを使うようにしました
- bindings: python-lxc で create() 時に代入前に変数が参照されるのを修正しました
- bindings: Container.__init__ が失敗した場合、PyErr をセットするようにしました
- cgfsng: 必要なサブシステムが利用可能でない場合 cgfs ドライバを使うようにしました
- cgfsng: systemd サブシステムがマウントされている必要はなくなりました
- core: lxc_list_nicconfigs で足りなかったキー
type
を追加しました - core: 設定ファイルの値をクォートできるようになりました
- core: log: 重複する定義を削除し、バッファサイズを増加させました
- core: sync: 予期しないメッセージサイズの場合に正しく失敗するようになりました
- core: userns のマッピングを設定した後に netns を unshare するようにしました (/proc/net の所有権の問題の修正)
- core: コード解析で報告された様々なバグを修正しました
- c/r: CRIU でより速い inotify のサポートを使うためのオプションを追加しました
- c/r: あらゆるところで migrate_opts 構造体を渡すように再配置しました
- doc: doxygen が生成する一時ファイルを無視するようにしました
- doc: 再現可能なビルドとなるようにマニュアルページの生成日を調整しました
- doc: MAINTAINERS ファイルを更新しました
- doc: マニュアルページ翻訳の更新
- init: sysvinit スクリプトに足りなかった lsb ヘッダを追加しました
- init: ディストリビューションの仕様に依存する sysvinit スクリプトを生成しなくなりました
- init: lxc.service.in から廃止された syslog.target を削除しました
- lxc-attach: マニュアルにログオプションの説明を追加しました
- lxc-checkconfig: 標準出力がターミナルでない場合にも見やすい出力となるようにしました
- lxc-create: -B best オプションの修正を行いました
- lxc-destroy: 重複する出力を行わないようにしました
- lxc-ls: ipc の際のシステムコールの使用を減らしました
- templates: Ubuntu テンプレートの minbase variant に apt-transport-https を追加しました
- templates: Gentoo テンプレートのケーパビリティ名の typo を修正しました (sys_resource)
- templates: RHEL7+ サポートのために CentOS テンプレートのロジックを修正しました
- templates: ホスト名を送信するために Alpine の DHCP 設定を調整しました
- templates: Oracle テンプレートのネットワーク設定を調整しました
ダウンロード ¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。そして、各ディストリビューションがすぐに LXC 2.0.1 のパッケージをリリースするでしょう。
個々の変更点に興味がある場合、そして開発の履歴を見たい場合、stable ブランチが GitHub にあります。
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