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LXC 2.0.4 リリースのお知らせ

15th of August 2016

このリリースは LXC 2.0 の 4 回目のバグフィックスリリースです。

このリリースの主なバグフィックスは以下です:

  • core: lxc.pc に prefix を追加しました
  • core: mount_entry 関数に持続的な dev エントリの際に NODEV の指定をスキップするための引数を追加しました
  • core: ns_info 構造体に欠けていた cgroup namespace を追加しました
  • core: attach: lxc-attach で unshare の代わりに setns を使うようにしました
  • core: bdev: include ファイルのサーチパスにサブディレクトリを追加して、呼び出し時にディレクトリを含めないようにしました
  • core: bdev: btrfs の subvolume の検出をよりスマートに行うようにしました
  • core: cgfsng: パスを前もって計算しないようにしました
  • path: cgfsng: is_lxcfs() と is_cgroupfs() を修正しました (訳注: 関数の返り値をきちんと返すようにしました)
  • core: cgroups: cgroup 関連のソースファイルを共通のサブディレクトリに移動させました
  • core: conf: free のあとに pty_info に NULL をセットするようにしました (訳注: リブート時の二重解放を防ぎます)
  • core: SIGRTMIN+3 の検出を行うようにしました (訳注: systemd でクリーンなシャットダウンを行うのに必要)
  • core: readdir_r() の代わりに readdir() を使うようにしました
  • core: vlan タイプのインターフェースの際に MTU を設定するようにしました
  • core: tools, tests: リポジトリを再編成しました (訳注: lxc の cli ツールのソースは tools ディレクトリ以下に移動しました)
  • c/r: CRIU の --action-script オプションをサポートしました
  • c/r: CRIU の --ghost-limit オプションをサポートしました
  • c/r: CRIU の dump を行っている間は (TCP の) in-flight を落とすようにしました
  • c/r: migrate_opts を適切に初期化するようにしました
  • c/r: ローカルな関数を static にしました
  • c/r: tmpnam() を mkstemp() に置き換えました
  • c/r: criu のバージョンを保持するようにしました
  • c/r: (訳注: エラー出力の) フォーマット書式に PRIu64 を使うようにしました
  • doc: lintian で見つかった typo を修正しました
  • doc: lxc-attach(1) に記載されていなかったオプションを追加しました
  • lxc-attach: -f/--rcfile オプションを追加しました
  • lxc-attach: ホワイトスペースのクリーンアップを行いました
  • lxc-create: 出力時に欠けていた改行を追加しました
  • lxc-ls: 正しいランタイムパスを使うようになりました
  • templates: alpine: 新しいアーキテクチャの追加を行いました
  • templates: alpine: /run を tmpfs でマウントするようになりました
  • templates: debian: テンプレート中の変数に対するクオートを追加しました (少なくとも $rootfs はカバーされました)
  • templates: debian: ロケールがないことによるうっとうしい perl の警告出力を防ぐようになりました
  • templates: debian: wheezy コンテナを作成した際のバグ再発を修正しました
  • templates: debian: shellcheck (Ubuntu: 0.3.7-5 amd64) の結果が良くなるようにしました
  • tests: lxc_string_in_array() に対するユニットテストを追加しました
  • tests: lxc_string_replace() に対するユニットテストを追加しました

ダウンロード

このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。そして、各ディストリビューションがすぐに LXC 2.0.4 のパッケージをリリースするでしょう。

個々の変更点に興味がある場合、そして開発の履歴を見たい場合、stable ブランチが GitHub にあります。