LXC 2.0.5 リリースのお知らせ¶
2016/10/05
このリリースは LXC 2.0 の 5 回目のバグフィックスリリースです。
このリリースの主なバグフィックスは以下です:
- /tools/ に移動したプログラムの .gitignore 内の記載を修正しました
- lxc-test-utils を .gitignore に追加しました
- bdev: overlayfs のモジュール名をカーネルの正式な名前にしました
- cleanup: tools: --name オプションを lxc-top のヘルプから削除しました
- cleanup: lxc-execute のヘルプ出力のオプション部分の出力のホワイトスペースを揃えました
- 長い ID の代わりにフルの GPG fingerprint を使うようにしました (訳注: lxc-download で使っている KEYID)
- tools: --rcfile を共通オプションに移動しました
- tools: load_config のあとに configfile を設定するようにしました
- doc: --rcfile が共通オプションになったのをマニュアルに反映させました (日本語、韓国語 man も)
- doc: 韓国語 lxc-attach(1) を更新しました
- tools: exit の際は常に exit(EXIT_*) を使うようにしました
- tools: main() 外の exit() 呼び出しを統一しました
- utils: mips の signalfd システムコール番号を追加しました
- seccomp: MIPS の seccomp ハンドリングを実装しました
- seccomp: lxc_config_parse_arch に mips と mips64 のエントリを追加しました
- seccomp: strerror() を修正しました
- confile: lxc_config_parse_arch() にさらに arch を追加しました (訳注: ppc や arm など)
- seccomp: s390x をサポートしました
- seccomp: 複数回の include を削除し、include の順序を調整しました
- seccomp: 機能的な部分以外の変更 (訳注: エラーメッセージの大文字小文字、コードのインデントの調整、コードの書き方の調整など)
- templates: fd 200 の代わりに 9 を使うようにしました
- templates: fedora では openssl パッケージが必要なのでテンプレート中で追加するようにしました
- tools: lxc_device.c 内の返り値に boolean を使うようにしました
- c/r: pidfile の代わりに /proc/self/tid/children を使うようにしました
- c/r: 一部の arch の pid_t を修正しました
- templates: debian でホストの arch 検出に mips を追加しました
- cleanup: ヘルプ文字列の TAB をスペースに置き換えました
- 余分な 'ret' を削除しました
- c/r: pid のパースを試みたあとステータスを書き込むようにしました
- doc/api/Doxyfile で FULL_PATH_NAMES=NO に設定するようしました
- templates: halt.target -> sigpwr.target へのシンボリックリンクを削除しました
- templates: 不要なディレクトリの作成をやめました
- console: ログ出力時に正しい名前を使うようになりました
- configure: --disable-werror を追加しました
- tests: get_item テストを修正しました
- templates: alpine テンプレートで正確なバージョンの cron を使うようになりました
- c/r: migrate_opts 構造体のサイズが小さい場合、構造体の最後をゼロで埋めるようにしました
- lxczfs: 細かい修正を行いました
- c/r: valid_opts を必要に応じて free するようにしました
- rsync でスパースファイルをより効率的に扱うようになりました
- lxc-create -t debian が ppc64el の時に失敗するのを修正しました
- c/r: コメントの typo を修正しました
- cgroup: 階層に関係する新しい関数を追加しました
- utils: lxc_deslashify を追加しました
- c/r: チェックポイントの際に --cgroups-roots を与えるようになりました
- cgroup: cgfsng_escape の変な hack を除去しました
- cgroup: cgroup_canonical_path を削除しました
- c/r: cgroup_num_hierarchies > 0 をチェックするようになりました
- tools: lxc-ls -1 で末尾にスペースを追加しなくなりました
- conf: netdev->link から mtu を取得するようになりました
- conf: veth から mtu を取得するようになりました
- c/r: リストア時にコントロール中の tty からデタッチするようになりました
- tty からのアクセスがなく呼ばれる attach の場合、NULL ポインタの値を参照しようとしていた問題を修正しました
- utils: lxc_string_split() を修正しました (訳注: 初期化されていない領域を返さないように修正)
- tools: lxc_deslashify() が特別な場合を扱うようになりました
- tests: lxc_deslashify() のユニットテストを追加しました
- ALTLinux コンテナの作成をすべてのブランチで修正しました
- utils: lxc_deslashify() でメモリを解放するようになりました
- テンプレート中の CentOS 文字列の修正を行いました (訳注: centos -> CentOS の置換)
- 開発リリースであることが検出できるように LXC_DEVEL を定義しました
- tools: lxc-checkconfig の devpts のチェックを条件付きとしました (訳注: kernel 4.7 で DEVPTS_MULTIPLE_INSTANCES が削除されたので < 4.7 の時のみチェックするようになった)
ダウンロード ¶
このリリースの tarball は ダウンロードページ から取得できます。そして、各ディストリビューションがすぐに LXC 2.0.5 のパッケージをリリースするでしょう。
個々の変更点に興味がある場合、そして開発の履歴を見たい場合、stable ブランチが GitHub にあります。
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